「疲れているのに眠れない」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝早く目が覚めてしまう」
「寝ても疲れが取れない」
「朝起きてもスッキリしていない」

このような睡眠の悩みを抱えている方は少なくありません

当院には、

・心療内科に通っているが眠りが浅い
・睡眠薬を飲んでいるが熟睡感がない
・不安やパニックと睡眠の問題がある
・夜になると身体が緊張して眠れない

というご相談が多く寄せられています。

医療機関での治療と併用して来院されている方も多くいらっしゃいます。また、睡眠薬を服用されている方も施術を受けていただくことが可能です。

不眠症は単なる睡眠不足ではなく、脳・自律神経・身体の状態が複雑に関係する症状です。

睡眠の問題が続くと

・集中力低下
・倦怠感
・気分の落ち込み

などが起こり、生活の質(QOL)を大きく低下させることが知られています。

ここでは、不眠症の医学的背景と身体との関係、そして当院の考えるアプローチについて説明します。


不眠症とは何か?

不眠症とは

・寝つけない(入眠困難)
・夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
・朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)

といった状態が続き、日中の生活に支障をきたす状態を指します。

国立精神・神経医療研究センターでは、不眠症を次のように説明しています。

なかなか寝つけず、夜中に何度も目を覚ます、もしくは朝早く目が覚め再び眠ることが難しい。眠りに伴う休息感が薄れ、活力や気分だけでなく、健康や生活の質が損なわれる状態。

参照:https://www.ncnp.go.jp/nimh/sleep/sleep-medicine/insomnia/index.html

また、不眠が

・週3日以上
・3ヶ月以上続く

場合は慢性不眠症と考えられ、治療が必要になるケースもあります。

不眠症の3つのタイプ

入眠困難(寝つけない)

一般的には布団に入っても30分以上眠れない状態のことを指し、

・頭が冴えている
・考え事が止まらない
・身体が緊張している

といった状態が見られることが多く、交感神経が優位な状態が続いていると考えられています。

しかし、私は厚生労働省が定義している

睡眠障害の一つの症状で、就床してから寝つくのが困難な状態をいいます。一般的には入眠は30分以内といわれますが、個人差もあり年齢によっても異なりますので、個人の「いつも」との違いが生じます。週の半分以上でそのような現象があり、不快を伴う時に症状としてとらえます。実際の就床時間に対し睡眠時間が質的(浅い)にも量的(短い)にも不足するため、睡眠による休養感が得られなくなります。うつ病の早期症状である可能性もあります。

これが本質だと考えています。
参照:https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-3008/


中途覚醒(夜中に目が覚める)

夜間に何度も目が覚めてしまう状態を指し、

・眠りが浅い
・再び眠るまで時間がかかる
・睡眠の満足感が少ない

などの特徴があります。加齢、ストレス、アルコールなどが影響することが知られています。

厚生労働省では、

夜中に何回も目覚め、再入眠が困難な状態をいいます。週の半分以上でそのような現象があり、不快を伴う時に症状としてとらえます。実際の就床時間に対し睡眠時間が質的(浅い)にも量的(短い)にも不足するため、睡眠による休養感が得られなくなります。うつ病の早期症状である可能性もあります。

と定義されています。
参照:https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-1648/


早朝覚醒

予定より早く目が覚めてしまい、その後眠れない状態です。

体内時計の乱れや、ストレス、抑うつ状態などとの関連が指摘されています。

厚生労働省では、

朝早く目覚め、再度眠ることができない状態をいいます。週の半分以上でそのような現象があり、不快を伴う時に症状としてとらえます。特にうつ病では比較的早期からみられる症状でもあります。朝の気分が憂鬱であれば、その可能性があるので注意が必要です。

と定義されています。
参照:https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-1637/


不眠症が続くと起こる症状

不眠症が続くと、日中に以下のような症状が現れることがあります。

・倦怠感
・集中力低下
・意欲低下
・頭痛
・めまい
・食欲低下
・気分の落ち込み

厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも、不眠症は日中の倦怠感や集中力低下などを伴うことが説明されています。

参照:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-02-001


不眠症の科学的メカニズム

近年の研究では、不眠症の背景に、『脳の過覚醒(Hyperarousal)』という状態があると考えられています。

これは、脳が夜になっても完全に休息モードに切り替わらない状態です。

研究では、不眠症の人では

・交感神経活動の増加
・心拍数の上昇
・コルチゾール分泌増加

などが見られることが報告されています。

参照:https://share.google/S6R4mTyB2JTuY0yJ0


自律神経と不眠症

睡眠には自律神経が大きく関係しています。

自律神経には、

・交感神経(活動モード)
・副交感神経(休息モード)

があります。

通常は、

日中→ 交感神経
夜→ 副交感神経

に切り替わります。

しかし、

・ストレス
・不安
・生活リズムの乱れ
・スマートフォンの長時間使用

などによって、この切り替えがうまくいかなくなることがあります。


姿勢と呼吸が睡眠に影響する理由

不眠症は脳だけでなく、身体の状態とも関係します。

例えば

・スマホ首(前方頭位)
・首や肩の強い緊張
・浅い胸式呼吸

これらは

・頸部交感神経
・呼吸
・自律神経

に影響を与え、睡眠を妨げる可能性があります。

特に呼吸が浅い状態では、副交感神経が働きにくくなることが知られています。


医療機関での不眠症治療

医療機関では主に

・睡眠薬
・認知行動療法(現在保険適応されておらず、できる医療機関も限られているケースが多いです。)
・生活習慣の改善

などが行われます。

これらは多くの研究で有効性が示されている方法です。

参照:https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=XpsDJBKfyaGD0mIx


それでも改善しないケース

不眠症は

・脳
・自律神経
・身体の緊張
・生活習慣

など複数の要因が重なって起こるため、身体の緊張や呼吸の問題が関与している場合は、薬だけでは十分改善しないことがあります。


当院の施術が不眠症にアプローチできる理由

当院では、脳の過覚醒 × 自律神経 × 姿勢 × 呼吸という4つの視点から身体を評価します。

鍼の刺激は約3mm程度の浅い刺激を中心に行っています。また、刺激に敏感な方には刺さない鍼(接触鍼)で施術することも可能です。


3mmの微細刺激

当院では浅い鍼刺激を中心に施術を行っています。

浅い鍼刺激は

・Aβ線維刺激
・体性自律神経反射
・下行性抑制系

などを介して神経活動に影響を与える可能性があると考えられています。


神経アライメント

首・肩の緊張を整えることで

・呼吸が深くなる
・自律神経が安定しやすくなる

身体環境を作ります。


自律神経の再教育

迷走神経が働きやすい状態を整えることで

・入眠しやすい
・夜間覚醒が減る

状態を目指します。


まとめ

不眠症は

・脳の過覚醒
・自律神経の乱れ
・身体の緊張
・呼吸の浅さ

が関係して起こります。

身体から整えるアプローチも、不眠症改善の一つの選択肢になります。

よくあるご質問

Q. 不眠症に鍼灸は効果がありますか?

A.不眠症は脳の過覚醒や自律神経の乱れが関係していることが多く、身体の緊張や呼吸の状態が影響している場合があります。
鍼灸では身体の緊張を緩め、自律神経が働きやすい状態を整えることで睡眠の改善を目指します。


Q. 鍼は痛くないですか?

A.当院では約3mm程度の浅い鍼刺激を中心に行っています。
強い刺激の鍼やボキボキする矯正は行っていません。
刺激に敏感な方には刺さない鍼(接触鍼)で施術することも可能です。


Q. 睡眠薬を飲んでいても施術を受けられますか?

A.はい、受けていただくことが可能です。
当院には医療機関での治療と併用して来院されている方も多くいらっしゃいます。


Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?

A.状態によって異なりますが、最初は週1回程度で身体の状態を整えていくことをおすすめすることが多いです。
状態が安定してきたら間隔を空けていきます。

その他のよくあるご質問はこちらから。


睡眠の悩みがある方へ

こんな方は一度ご相談ください

・眠れない状態が続いている
・睡眠薬を飲んでいるが改善しない
・自律神経の乱れと言われた
・身体の緊張が強い気がする

睡眠の問題は、脳だけでなく身体の状態が関係している場合があります。

「薬だけでは改善しない気がする」

そう感じている方は、身体から整えるアプローチも一つの選択肢になります。

➡️電話番号:090-3800-8762
横浜市青葉区もえぎ野6-25松本ビル201
鍼灸・マッサージ・整体サロン Mysig