あかね:前回の共通している初期症状を教えてもらいましたが、症状をカテゴリー分けできているってことは、原因もちゃんとわかってるってことですよね?
さいとう先生:実は、そう簡単でもないんですよ。今いろんな側面から研究されているんですが、これ!っていう原因は分かっていないんですよね。
あかね:え!?そうなんですか?
さいとう先生:だから、今現時点で原因だと考えられているものを一緒にみていきましょうか!
現在考えられている原因は?
あかね:はい!教えてもらえますか?
さいとう先生:大きく分けると、4つに分かれると考えられています。
あかね:今回は4つなんですね!
さいとう先生:そうなんです!1つ目が体質的要因、2つ目が環境的要因、3つ目が心理的要因、4つ目が社会的要因の4つです。
あかね:なんか難しそうですね…..
さいとう先生:言葉だけ聞いたらそうかもしれないですね笑。では、まず1つ目の体質的要因から具体的にみていきましょう!
体質的要因(遺伝的、素質的)

親族に不安障害や気分障害の方がいると、本人も不安障害になりやすい傾向にあります。
※不安になりやすい気質や脳内神経伝達物質の働きの違いなど、生物学的要因が考えられています。
さいとう先生:次は、環境的要因です。
環境的要因(ストレス的・環境的)

長期的なストレス(仕事、勉強、人間関係、将来の不安など)、重大な出来事(転居、失恋、失業、家族の病気・死別など)、いじめやトラウマ体験などが、発症や悪化に関係すると考えられています。
さいとう先生:3つ目は、心理的要因です。
心理的要因(思考パターン)

「失敗や批判が恐ろしい」「完璧でなければならない」といった認知パターン(考え方のくせ)や、過保護・過干渉・過度な期待などの成長期の養育環境も関与すると考えられています。
さいとう先生:最後は、社会的要因です。
社会的要因(文化的)

経済的、社会的孤立、情報過多、SNSの影響、社会情勢の不安など、社会環境が常に緊張する状態を招いて、不安障害の慢性化や悪化に関係していると考えられています。
さいとう先生:これが原因として考えられているものになりますよ。だけど、一つだけというよりも、いろんな要因が絡み合って起きることがほとんどなんです。
実際、WHOや厚生労働省が発表しているウェブでも、「単一原因」ではなく、「複数原因」が複雑に絡み合っていることが前提となっています。
不安障害は、他の精神疾患と同様に、社会的、心理的、生物学的要因の複雑な相互作用によって引き起こされます。誰でも不安障害になる可能性はありますが、虐待、深刻な喪失体験、その他の逆境を経験した人は、発症しやすい傾向があります。
不安障害は身体の健康状態と密接に関連しており、身体の健康状態によって影響を受けます。不安による影響の多く(身体的な緊張、神経過敏、アルコールの過剰摂取など)は、心血管疾患などの病気の危険因子としても知られています。そして、これらの病気を抱える人々は、症状の管理に伴う困難さから、不安障害を発症することもあります。
(WHOのウェブサイトから)
※英語の本文からサイトで翻訳しているため、不自然なところがあるかもしれません。
あかね:WHOでもいろんな原因が考えられていて、特定できないって言ってるんですね!
さいとう先生:そうなんですよね。なかなか原因を特定することは難しいんですよね……..
まとめ
あかね:特定の原因はわからないけど、いろんな原因が考えられているんですね!
さいとう先生:そうですね!では、今回の原因をもう一度振り返ってみましょうか!
・体質的要因
・環境的要因
・心理的要因
・社会的要因
次回は、実際どういう人に多いのかをお話ししていきます。
この記事を書いたのは

Mysig院長 建部祐也(タテべユウヤ)
横浜市青葉区・藤が丘の鍼灸院
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師 免許保有
当院は、「身体から、安心できる毎日を取り戻す」ための場所です。
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