あかね:前回の治療の効果を聞いたことで、鍼灸の効果が気になったんですが、実際どうなんですか?

さいとう先生:いい質問ですね!世界的な研究機関でもあるNCCIH(アメリカ国立補完統合衛生センター)やWHO、日本では厚生労働省などが研究しています。

あかね:そんな国際的な機関でも研究されているくらい注目されてるんですね!どんな感じなのか教えてほしいです!

さいとう先生:わかりました!ではまず、今日は研究でわかってきていることを大まかにお話しして、細かい部分はそれぞれに分けてお話ししていきますね!

NCCIHWHO厚生労働省などの研究でわかってきていることを中心に独自の解釈も入れてお話ししていきます。

不安障害への鍼灸はどれくらい効果があるの?

あかね:研究でどんなことがわかってるんですか?

さいとう先生:それではまず、2025年に出された研究論文からわかることをお話ししていきますね!

効果(不安症(GAD)と鍼灸治療

HAM-Aスコアという評価基準で

薬物療法単独では、8〜12点改善すると言われています。

それよりも平均して、

鍼単独で、プラス1.79点(9.79〜13.79点)
鍼と薬の併用で、プラス2.26点(10.26〜14.26点)

効果が高かったことが示されています。

それから、単純に不安に対してだけでなく、不眠抑うつ状態にも効果があることが示されています。その証拠に、ストレスホルモン(コルチゾール)などの数値が改善していることも報告されています。

あかね:え!薬よりも効果が出ているってことですか?!

さいとう先生:この論文では示唆されているという言い方になってしまいます。その理由が、エビデンスレベルというもので見ると、スコアが5/10なので中の下といった状態だからです。

あかね:エビデンスレベル?

さいとう先生:簡単にいうと、その論文は科学的に正しいと言えるかどうかというレベルになります。例えるなら、みんなおいしいオムライスを作っているのに、全部作り方が違って評価できないっていう感じですかね!

あかね:なるほど!美味しいのに、レシピがないからどのくらいの美味しさになるのかわかりにくいってことですね!でも、単純に論文として出されているから全部信用できるということでもないんですね。

さいとう先生:そうなんです。では次に、2025年12月に公開された論文からわかることを見てみましょう!

効果(不安に対する鍼治療

HAM-Aスコアという評価基準で、

薬物療法よりも約2点10〜14点)
プラセボ(思い込み)よりも約3点(11〜15点)

改善することが示されています。

さらに、副作用の少なさ(リスク:眠気程度)が言われています。

あかね:その前の論文と一緒で、効果はやっぱりあるんですね!!!

さいとう先生:そうですね!でも、絶対的な母数が少ないことと研究する方法が統一されていないので、エビデンスレベルが低くて、さらなる研究が必要ということが言われています。

あかね:研究ではそうかもしれないですけど、今困っている私からしたら効果があることがわかっていることが救いです!

さいとう先生:そういう考え方もできますが、客観的なデータとして蓄積していくことも大切ですので理解してもらえると嬉しいです。笑

まとめ

あかね:今回も貴重なお話しありがとうございました!研究論文は出ていて効果は確認できているけど、やり方とか論文の数が少ないっていう問題があるっていうことですね!

さいとう先生:こちらこそありがとうございました!実際に調べ直すことで、鍼灸の可能性も見えてきました!

あかね:そうですよね!次回は、鍼灸にはどんな可能性があるのかさいとう先生の考えを聞きたいです!

さいとう先生:わかりました!次回は、私の考える鍼灸に対しての可能性をお話ししていきますね!

よくある質問

Q
不安障害に対して鍼灸は効果がありますか
A

論文で改善効果が報告されています。しかし、エビデンスレベルはまだ低いとされています。

Q
不安障害の鍼灸をするのに、リスクはありますか
A

薬のように重い副作用などはないと考えられています。
鍼をしたところに違和感が出たり、眠気が出ることがある程度と言われています。

Q
鍼灸治療は薬と併用できますか
A

はい、もちろん可能です
薬と併用することで、状態が安定しやすいとも言われています。

この記事を書いたのは

Mysig院長 建部祐也(タテべユウヤ)

横浜市青葉区・藤が丘の鍼灸院

はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師 免許保有

当院は、「身体から、安心できる毎日を取り戻す」ための場所です。

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