機能性ディスペプシアは、胃カメラなどの検査で異常が見つからないにもかかわらず、胃の不快感や消化不良症状が続く“機能的な消化管の異常”です。
日本消化器がん検診学会でも、
「症状の原因となる器質的疾患がないのにもかかわらず胃十二指腸に由来すると思われる症状を呈するもの」
と定義されています。(参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsgcs/50/5/50_S110/_pdf/-char/en)
また、従来は「ストレス性胃炎」などと呼ばれることもありました。
機能性ディスペプシアの症状とは?
機能性ディスペプシアの代表的な症状には、
・胃の不快感
・胃もたれ
・食後の膨満感
・早期満腹感(すぐ満腹になる)
・みぞおちの痛み
などがあります。
これらの症状は、「気のせい」ではなく、脳 × 自律神経 × 胃の機能の相互作用によって起こることが分かっています。
機能性ディスペプシアの科学的メカニズムとは?
近年の研究では、背景に複数の要因が関与していることが示されています。
① 胃の運動機能の低下
胃の動き(蠕動運動)が低下することで
・食後の胃もたれ
・膨満感
が起こります。
② 内臓知覚過敏
通常では問題にならない刺激でも、過敏に感じてしまう状態です。
これにより
・胃の不快感
・痛み
が生じやすくなります。
③ 脳腸相関の異常
腸と脳は迷走神経などを通じて密接に連携しています。
ストレスや不安によって
・胃の運動
・感覚
・分泌
が変化することが知られています。
参考:
Tack J et al. Functional Gastroduodenal Disorders. Gastroenterology. 2006(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16678560/)
④ 自律神経の乱れ
自律神経は胃の働きを直接コントロールしています。
ストレスが続くと
・交感神経優位
・副交感神経(迷走神経)の低下
が起こり、胃がうまく動かなくなる状態になります。
自律神経と胃の関係とは?
自律神経は
・消化
・血流
・分泌
などを調整しています。
通常、食事中は副交感神経が優位になりますが
・ストレス
・不安
・慢性的な緊張
によってこのバランスが崩れると
・胃もたれ
・消化不良
・膨満感
が起こりやすくなります。
姿勢・呼吸・筋緊張が胃に影響する理由とは?
機能性ディスペプシアは、胃だけの問題ではありません。
・猫背 → 内臓圧迫
・浅い呼吸 → 横隔膜が動かない
・首肩の緊張 → 自律神経の乱れ
これらは、胃の働きと自律神経に直接影響します。特に横隔膜の動きは、迷走神経の働きと密接に関係しています。
医療機関での治療
医療機関では主に
・胃酸分泌抑制薬(PPIなど)
・消化管運動改善薬
・抗不安薬
などが用いられます。これらは症状の軽減に有効な場合があります。
当院の施術が機能性ディスペプシアにアプローチできる理由
機能性ディスペプシアの本質は、脳の過覚醒 × 自律神経の乱れ × 身体の緊張だと考えています。
3mmの微細刺激で神経の過敏を鎮静
神経の過敏状態に対して、微細な刺激を加えることで
・過剰な興奮を抑える
・脳の警戒モードを下げる
方向へ導きます。
神経アライメントで身体環境を整える
姿勢を整えることで
・呼吸の改善
・内臓への圧迫軽減
・自律神経の安定
を目指します。
自律神経の再教育
迷走神経が働きやすい状態を作ることで
・胃の動きが安定する
・不快感が軽減する
状態を目指します。
呼吸の改善
横隔膜が動く呼吸を取り戻すことで、胃と自律神経の連動が回復しやすくなります。
まとめ
機能性ディスペプシアは
・胃の異常ではなく“機能の問題”
・脳腸相関が関与する
・自律神経の乱れが大きく関係する
・姿勢や呼吸が症状を左右する
身体から整えるアプローチは、この構造に対して理にかなった方法の一つです。
最後に
胃の症状が続くと「また調子が悪くなるのではないか」という不安が生まれ、それ自体が症状を強めることがあります。
機能性ディスペプシアは、身体と神経の状態を整えることで変化する可能性がある症状です。
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